発端
新しいS-Works Tarmacでローラーに乗ってみた時のことでした。
やっぱりハンドル近いなうーん。。。下げるかな〜?
あれ? でもなんか変だぞ…
サドル…
サドル…
サドルの位置が違う!?
とにかくひとまず何よりすなわち、サドルの位置がしっくり来なかったんです。
そこからはドツボでした。
サドルを上げたいとは思うのですが、そうしたらハンドル位置どうしよう…
下げたらいいかな、上げるのは…ちょっとないよな。
ステム伸ばしてもいいものだろうか、どうしたもんだろう…
とりあえずスペシャライズド東京に電話して泣きつきました
ぼく「あの、ターマック買いました」
店員さん「ありがとうございます!」
ぼく「2年ほどルーベに乗ったんですけど、ターマックのポジションがしっくり来なくて考えたらどこからいじっていいか解んなくなっちゃって…」
店員さん「問題ございません。そういう時こそフィッターにお任せください」
で、聞いてみると、2週間かからずにフィッティングの予約はできるとのこと。
竹谷賢二さんは満杯なんでしょうけどね。
先に結論だけ書くと、ポジションで悩んでる人にはすごくおすすめできる内容です。
とくに初心者や初心者をすぎて壁にぶち当たってる感があるようでしたら、すぐ電話するのがいいと思います。
2万円という価格は安くはありませんが、間違いなくその価値はあると断言できる内容でした。
スタート
さて、予約当日です。だいたいのメニューは事前に調べていましたが、気さくなフィッターさんが親切に応対してくれました。
スペシャライズド東京。新宿にあります。
何度言っても素敵なお店で入り浸りたくなりますね(すみません二度目です)
なんていいますか、BGフィットを受けた人のブログを読んだりしていると、みなさん面白いことを書いているのですが、
新しい発見があってびっくり!
みたいな記載があるんですが、僕の場合全然ないんです。
最初はアセスメントと言って、いろんなところで体の形を観察されます。
最後に結果のシートを紙でもらえるのですが、死ぬほど体が硬いと思ってたのですが、そうでもないようです。
・立位体前屈
・右足の股関節
・右の足首
これらが固めなことを除けば、ほかは全然なし。
実はルーベに2年乗り込んでちょこちょこ研究していたポジションにはそれになり自信があったのです。
ターマックはルーベのポジションに比べて若干レーシーにした感じで、あまり変わりはありません。
要約すると、その自信をフィッターさんに証明していただいたようなものでした。
一点だけ変更があったのが、サドル位置です。
やはりここでした。
サドルを3mmほど後ろへ、8mmほど上にあげることになりました。
これはですね、実はまだ結論が出ていません。
若干高すぎて回しにくくなった気もしていますが、フィッターさんいわく
「ちょっとサドルが低すぎて、窮屈そうに見えた。このポジションによってうまくハムストリングスが使えるようになるのではないかと思います」
とのことでした。
ハムストリングスって全然痛くならないんです。
これはとても嬉しい話で、改善したらいいなと思っています。
さて、他にも覚えてることを、つらつらと書いていきます。
サドル(位置ではなくサドルそのものの選定)
これはスペシャライズドのToupeというモデルを使っています。
ルーベに完成車でついてきた奴と基本的には同じものです。
ターマックのはToupe Proという上から二番目のモデルで、カーボンが使われてて軽かったりはしますが、
サイズなどまったく同じものを選びました。理由はまったく不満がなかったからです。
形からしても、前や後ろや、色んな所に座るのに適していて、ヒルクラムでは前よりに座ったりするので非常に心地よいです。
これについてもお尻の骨の位置など測ってもらって診断してもらうのですが「ぴったり最適です」とのことでした。
ハンドル
ハンドルはルーベの40cmから42cmに幅を広げました。
芯〜芯で42cmですから、僕の身長からすると広めになりますが、僕は肩幅はかなり広めなのです。
フィッターさんには「40cmじゃ狭いともいます。42cmでぴったりです」と言われました。
ルーベも近いうちに42cmにしましょうね。
ハンドル位置
ステムを10cmのものに変えたり、1cm下げたりしましたが、いまいちでした。
ステムは長いほうがいいと言われたのですが、僕は正直に「つらい」というと「ではやめましょう」ということでした。
フィッターさんの考えではここは伸ばすことをおすすめしますとのことでした。
うーん…もう少し乗れるようになったらステム伸ばしましょうかね。
9cmより10cmのほうが相当綺麗に見えますよね。
クリート位置
ここは相談したかったのですが「あ、いいと思います!」で終わってしまいました。
僕は足の形が「ヒールイン」いわゆる「がに股」です。
クリートをまっすぐつけると痛くなってしまうので、上から見ると逆ハの字型になるようにクリートに角度をつけていたのです。
ここはいいのか自信がないところだったのですが、ばっちりとのことでした。
ここは割と多くの人がハマるところらしいのですが、僕ははまらず答えを出してしまってしました。
若干、残念な気もしました。
BGフットベッド
これが何なのかは説明するとながくなるので興味のある人はググってみてください。
角度のついたインソールなのですが、これまた僕は「普通」の青いのが適正ということで、
履いてみたのですが、ローラーに乗ってみたところ「違和感すこし、効果はまったく感じない」と正直に話しました。
「じゃ、やめましょう」とあっさりしたものでした。
知人には「買わされる」って聞いてたのですが、買わされませんでしたw
ローラーの走る量
「相当ローラーを漕がされる」というようなブログなども見つけましたが、そうでもなかったです。
ローラー慣れっていうのもある気がします。
気持ち的には15kmくらい走ったくらいのように思いました。
終始、楽しく快適に過ごしました。
まとめ「最適であることは地味なこと」
結局最適なことは「地味なこと」なんだと思うんです。
BGフィットの売りは「今」にフォーカスしていることなんだということを受けてみてとても実感ししまた。
理想のフィッティングではなく現実のフィッティングという意味ですね。
極端なことを僕はやらず、ちまちまとポジションを変えていったのですが、これは地道な努力だったのだと実感できてとても嬉しかったりします。
サドル位置についてはまだまだ未知数なところがあるのですが、フォローフィットを受けることができますし、
また、来年のシーズンイン前くらいにもう一度受けてみようかと思いたくなる内容でした。
フィッティングが終わって帰る準備まで置いてあった僕のターマック。
BGフィットはスペシャライズドの自転車以外でも受けられますが、ここではうまく溶けこんでくれますね。
なかなか文字では伝わりにくいですけど、一緒にポジションをプロと考える時間というのは、とても楽しい物でした。
あ、この時買い物も少ししたのですが、たまには「物欲」タグを外した投稿もしたので別の機会にしたいと思います。
つづく
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