こんばんは。バーテープ巻くのが下手すぎて死ぬ人です。
バーテープの話はどこかに置いておいて、今年は少しずつ走り込んでいます。
子供の頃の時、夢がありました。自転車で甲州街道を走りきるという夢です。
30年くらい前の話になるのですが、おばあちゃんに「ちょっくら山梨まで自転車で行ってくる」という話をしたら全力で止められました。
まともな自転車を買ってもらったばかりのときの話で、たぶん自転車でならどこまででも行けると思ってたんでしょうね。確か10歳は過ぎていたと思うので、相当に残念な子供です。
で、今回、そのリベンジをしてきました。
甲州街道のスタート地点は初台の交差点。山手通りと甲州街道が交差する場所です。もちろん嘘です。本当は桜田門が起点になり、国道1号との重複区間があり、半蔵門からひたすら西に向かいます。
ですが子供の頃の僕はここが起点だと信じて疑いませんでした。なのでスタート地点をここにしました。
最初は首都高の下です。
甲府まで125kmですね。甲州街道というくらいですから、甲府が終点です。もちろん嘘です。
本当は甲府盆地をさらに北西に進み長野の塩尻で中山道と合流します。
が、子供の頃はそう信じていたので今回のゴールは甲府です。
すごい快晴。八王子まではひたすら幹線道路が続きます。どうでもいいんですけど、この「坂下」という交差点の名前がまんまなので、なんとなく気に入りました。
甲州街道の文字。ここも八王子あたりだったと思います。
国道20号の文字、甲州街道のそばで育った僕にとっては特別な標識だったりします。なんせ広い道というのは甲州街道なのだと思ってたくらいです。広い道に出る度に「ここ甲州街道?」って聞いてて大人たちに笑われたのをなんとなく思い出しました。
わかりにくいですけど、高尾山です。このあたりから田舎道に入っていきます。
最初の峠になる大垂水峠を超えました。距離もさほどなく、斜度もほどほどですが、ゆ~っくり登りました。
どうしたらこんな下手な写真が取れるのか。とかいう突っ込みは自分でしておきます。
それから暫くはアップダウンの連続の神奈川県をとおります。実は去年、トライしたものの大月で限界になって帰るということをしています。死ぬかと思ったその日に休憩した自販機。忘れられない場所だったりします。
この日は、GWの中、暑いですが、28度くらいの最高気温。この区間は追い風基調で、とてもいいコンディションだったと思います。
なぜか道端に現れるウルトラマン。気になっている人はおおいのではないでしょうか? 実はこれは何かというと…しりません。すみません。
とはいえ延々と、アップダウンが続きもうやんなってきた頃の図。
ここはもう大月をこえていました。
ここで最後の難所、笹子峠が出現します。写真は笹子トンネルです。約3キロ弱の自転車には長く細いトンネルです。
この峠を越えて下れば目指す甲府盆地です。
このトンネルをちょっと右を向くといい眺めです。こういう眺めを見ながら走りたいだけなんですね。
ここに来るまで結構いい坂があったりで、もうやる気ゼロ。早く帰りたいとか、もう登りたくないーとか、ぶつぶつ言ってました。
ここで選択肢、笹子峠の旧道を越えるか、悪名高い笹子トンネルをまっすぐ突っ切るか。
上りたくないとか言っても、こういう看板から。
うわーって感じの坂をみると素通りするのは、気が引けます。
ですが、この日は確実に甲府にたどり着きたい。そう考えて、トンネルを行くことにしました。
トンネルを出たところ。お世辞にも自転車向きのトンネルではなく、とても人におすすめできるようなものでもないですが、ちゃんとライトを付ければ、なんとかなると思います。
トンネルを出たところ、相変わらず下手な写真ですが、下ってます。ひたすら盆地へ下るだけ。
下り終わるとそこは夢に見た甲府盆地。振り返れば山。
前を向いても山。
横を向いても当然山。富士山はこの日は見えなかったのが残念です。
下り基調の甲州街道をひたすら甲府まで15kmくらい走ります。
水がギリギリでなくなったので仕方なしに最後の給水。
ところでこの街道沿いに頻発する「ハッピードリンク」なるものはなんなんでしょうか? いつか調べたいですけどこの看板はなかなか強烈なインパクトがあります。
それで唐突ですけれど、この辺の適当なところで甲州街道を離れます。甲府駅の前を甲州街道が走っていないことをこの時しりました。
甲府の中心部です。甲府は区画整理ができていて、とても印象いいですね。
で、甲府駅に着きました。信玄公像と記念撮影。走行距離は140kmちょっと。獲得標高は1400mとかだした。赤城一個ぶんじゃないの…
よく考えたら自転車の写真が前線ないですね。山道なのでTarmacで走りました。
ノーライド期間が長くて、自転車を再開してから2ヶ月くらいの脚には結構きつかったです。まあ走りきれてよかったのかなと。
つづく
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