今日は漫画みたいな話です。
実はこれ、1年近く前の話になります。
時系列に書くより、しょうもないほうの話を先にしましょうか。
160km走破の目標(結局失敗)に向けて、タイヤを変えてみたのです。
タイヤは大評判のコンチネンタルのGP4000Sの25Cです。
ほんと、我ながらつまらない選択ですが、まずは大評判のものを使ってみて、それから変えてみようという戦略です。
今はモデルチェンジしてS2が出ましたね。あまりものとしては違わないそうですが。
実測重量。丈夫なことを考えるととても軽いのではないでしょうか。
もうひとつのは少し重くて232gありました。
そして当日は軽く試走したので問題ないかと思っていたのですが、翌日にいざサイクリング日に勇んで出発したのです。
10kmくらい走ったあと、サイクリングロードで工事箇所があり、脇の一般道へ降りて、細い道で車とすれ違う際に
藪のようなところを抜けたら「シュワンシュワンシュワン」という音が後輪から聞こえてきます。
なんか葉っぱでも絡まっちゃったのかなー?
と思って自転車を止めると「プシュー」って音に…この時点でパンクと認識しました。
シュワンシュワンとなるのはドップラー効果ですねw
「あーあ、タイヤ交換に失敗したかなー」とがっかりしたわけですが、どうにかしないといけないのと、
タイヤのはめたり外したりは、前日の夜に何度もやっていたので、チューブ交換も怖くなかったので冷静に
自転車を脇に移動させました。
まずは自転車をひっくり返してリアホイールを外します。
で、外したチューブのどこから空気が漏れているのか確認します。
この時に出番となったのがそう、トピークの MiniRocket iGlowです。
もしかしたらパンクじゃないのかも…なんて期待をしながらシャコシャコ空気をいれるとすぐに「プシュー」っと抜けてしまいます。
見事なまでの穴ぽこが…
パンク箇所がバブルの近くなのでわかりやすかったのですが、タイヤの同じ箇所を確認すると同じサイズの穴が…
新品のタイヤなのに!頑張ってちょっと高いの買ったのに!10kmしか走ってないのに!!!
と嘆いても仕方ないですね。貫通パンクというやつだと思います。
ヤブの中で何かを踏んだのだと思います。パンクの原因に何を踏んだのかはついにわかりませんでしたが、
何か鋭いものを踏んだので原因は間違いないでしょう。
予備のチューブに交換を決断します。
ミニポンプで新しいチューブに少し空気を入れて、タイヤのビードをはめ直します。
…と1回目はめたあと、確認したところ「チューブの噛みこみ」というのを発見しました。
どうやっても直りそうにないので、もう一旦ビードを外してもう一度入れます。
タイヤレバーを使ってかなり最後は力技になりますが、前日の夜に大苦戦して前後輪を取り替えてるので、
初パンクの割に不安はありません。
備えあればなんとやらですね。
チューブがは待って、取り出したのはTNIのインフレーターとボンベ。
このテールランプにもなるミニポンプで空気入れるのはとても大変ですので、インフレーターを使います。
タイヤを交換したら、一個試しに使ってみようと思ってたわけですが、試す手間が省けました(嬉しくない)
ここからはちょっと楽しみにしてました。
プシューと回します。実に2秒かからない間にタイヤがパンパンになります。
これは楽しいです。何度も空気抜いて入れてってしたくなります。
ボンベ1本300円くらいするので頻繁には出来ませんが、たまに楽しみにプシューってするのもいいかもしれません。
この時ちょっと危険だったのが、赤いカバーのない、金属ボンペ本体の一部を人指し指の先っぽで触っていたこと。
一瞬ですごく冷たくなり、すぐに指を離したのでなんともなかったのですが、素手で触り続けたら凍傷になりそうな冷たさです。
この写真を拡大してみてもらえるとわかるかもしれませんが、10秒くらいするとホイール全体が冷蔵庫から取り出したようになります。
リムやスポークも同様にものすごく冷たく、スポークにもうっすら結露していました。
触れないというほどではありませんが。
…
このエントリは去年の10月に書きかけて放置していたのを書き上げたものです。
貫通パンクしたリアタイヤはなんどチューブを変えてもスローパンクしてしまい、結局泣く泣く捨てました。
おなじGP4000Sの25Cに交換したあとは、5000km以上ノートラブルで走れました。
忘れもしない、パンクした時にのそのそしていた芋虫。
何度もこいつを踏みそうになったのですが、踏まずにすみました。
成虫になって今頃は天寿を全うしたのではないかと思います。
なんにせよ、長い目で見ると「パンクを修理して帰還した経験がある」というのはすごい安心感があります。
なかなか泣きそうでしたけどね。
つづく
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